麻酔科医師又は麻酔科後期研修医を募集しております

当院では日本麻酔学会の認定病院の資格を受けており、現在、指導医6名、専門医7名、標榜医2名、常時5から6名の初期研修医で手術室を運営しています。また、週2日のペインクリニック外来も開いています。

2020年の総手術症例数は一万件を超え12,284例(亀田クリニックを含む)で、そのうち麻酔科管理症例数は6,904件です。各科の内訳は消化器外科1,024、消化器内科28、呼吸器外科174、呼吸器内科3、乳腺科599、心臓外科259、整形外科1,062、泌尿器科962、産婦人科639、ウロギネ科294、脳外科56、脳血管内治療科58、耳鼻頭頸科314、口腔外科75、形成外科230、小児外科27、腎移植科7、 心療内科179、循環器内科28、脊椎外科284、スポーツ医学461、生殖医療科107、血液腫瘍内科5、肉腫科11、救急科4、その他14件です。

現在手術室数は19室あり、TAVIなどの血管内治療を始め心臓外科、産科麻酔、小児麻酔など全科の麻酔が行われています。 神経ブロックエコー、経食道エコー、手術室モニターを初めとし麻酔関連器具も最新の物を揃えており、麻酔科医にとって最も働きやすい環境になっています。 新麻酔科専攻医制度にいち早く対応し、責任基幹研修病院である当院は豊富な症例を持つため、麻酔科専門医の受験資格に必要な麻酔経験を積んでいただくことができます。

今年度よりさらに新手術室5室がオープンとなり全手術室数は24室となります。今後さらに手術室数の増室を予定しています。麻酔科が関与する硬膜外無痛分娩の増加,Acute Pain Serviceチームの発足と管理症例の増加、ペイン外来の拡張に伴い今後ますます麻酔科医の活躍の場が増加することが予想されるため、当院で専攻医の研修を行っていただける方,すでに専門医や指導医を持っていらっしゃるスタッフの募集を随時行っております。

さらに当院の特徴としてアイオワ大学麻酔科小児心臓麻酔部門教授として長年勤務されていた植田健一先生による心臓血管麻酔フェローシップコースを設けています。 心臓麻酔に特化したプログラムで心臓麻酔周術期管理、経食道・経胸壁エコー、小児心臓麻酔等を学び心臓麻酔専門医取得を目指したコースです。 また従来どおり当院の集中治療部を利用した集中治療医を目指すコースも継続しています。

また、当院はペインクリニックの認定病院であり、高周波熱凝固法、硬膜外脊髄電気刺激療法も積極的に取り組み、ペインクリニック医を目指す先生も研修も可能です。

当科は麻酔科医の労働環境も考慮しており、今年度より夏季休暇は2週間としています。 また亀田病院は職員のための二十四時間預かり可能な認定こども園(OURSアワーズ http://www.kosodate-ours.jp/)も敷設しており、育児と業務の兼業が可能で女性麻酔科医にとってキャリアを大変進めやすい環境となっています。

当院麻酔科で勤務を希望される方はぜひご連絡下さい。

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亀田病院麻酔科後期研修医プログラムについて
麻酔科主任部長 小林収


1)当科の麻酔科後期研修医プログラムは A)麻酔科専従コースB)心臓麻酔専門医取得コースC)麻酔・集中治療専門医取得コースの3コースに分かれています。 

麻酔科専従コースは麻酔専攻医制度に準じ、当院の豊富な症例(総手術症例12,284例もしくは麻酔管理症例6,904件)を生かし、麻酔基幹病院として、当院のみで専門医に取得に必要な症例をすべて経験出来るようになっています。 また多岐にわたる麻酔症例を経験し、専門医・指導医として十分な知識・技術を備えるのみならず、教育者・科学者としての指導力をも発揮できる麻酔科医を育てる事を最大の目標としています。(プログラム詳細は以下A)。またペインクリニック認定施設でもありペインクリニックの研修も可能です。

一方、B)心臓麻酔専門医取得コースは新たに設けられたコースでアイオワ大学より心臓麻酔専門医の植田健一先生を招聘しACGME(accredited fellowship program)に基づいて心臓麻酔に必要な技術知識を習得するものです。

最後にC)麻酔・集中治療専門医取得コースは当科の麻酔科研修と集中治療の研修も平行して行い、麻酔科専門医取得後はICU専門医を目指すコースです。

2)研修期間4年
(ア)前期は上級医とともに手術内おける麻酔症例を通じて研修を行う。後期はriskがASA3以上以外は単独で麻酔症例をこなし、主に心血管系の重症系の麻酔研修を行う。 また本人の希望に応じて集中治療、painクリニック等の研修も行う。
(イ)カンファレンス
 ①毎朝8時より自分の担当症例のプレゼンテーションを行う。
 ②火曜日と金曜日に朝7:15より症例検討会、抄読会を行う。
(ウ)学会活動
 ①後期研修は日本麻酔学会、日本臨床麻酔学会、関東甲信越麻酔学会地方会、ペインクリニック学会、EPAS、ASAその他の麻酔関連研究会において年に2回以上の学会発表を行う。
 ②学会発表後は出来るだけ論文化し雑誌への投稿を推奨
 ③当院は日本麻酔学会の認定施設である。

3)終了時に麻酔科指導医の受験資格を有します。麻酔科専門医取得後は集中治療医専門医、ペインクリニック専門医などさらなる専門医取得を奨励しています。

4)亀田総合病院を基幹研修施設とし後期研修、関連病院の短期国内留学を認めています。

5)現在当院麻酔科指導医数は15名です。

小林収   日本麻酔科学会指導医
高橋幸雄  日本麻酔科学会指導医
植田健一  日本麻酔科学会指導医
吉沼裕美  日本麻酔科学会指導医
杉山大介  日本麻酔科学会指導医
中澤遥   日本麻酔科学会指導医
重城聡   日本麻酔科学会専門医
河野宏之  日本麻酔科学会専門医
拓殖雅嗣  日本麻酔科学会専門医
竹原由佳  日本麻酔科学会専門医
松浦恵梨  日本麻酔科学会専門医
川上隼史  日本麻酔科学会専門医
劉 丹   日本麻酔科学会専門医
藤井真理映 麻酔科標榜医
荻野仁史  麻酔科標榜医

専門医取得状況は直近5年間で受験者は5名で全員合格しております。JBPOTおよびJ-RACEは専門医までに取得してもらうようにしています。

さらに詳しいプログラムについてはこちら

6)研修終了後の進路
岡山大学、東北大学、群馬大学、昭和大学横浜市北部病院、旭川大学、武蔵野日赤、豊城中央病院、聖隷浜松病院、国立癌センター等

更新日:2022/3/17

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